馨華のお茶

中国伝統の名茶と呼ばれる
本物のお茶を皆様にお届けしたくて

中国茶は現在世界中で飲まれている「お茶」の原点です。
その茶種は五千とも、それ以上とも言われています。
それらひとつひとつが異なる個性豊かな風味と香りをもっており、またそれらのお茶が現在に至るまでの長い長い歴史があります。中国茶を探求していくとその奥深さに驚かされます。
と同時に、それが中国茶の魅力と化します。こうして、次第に中国茶の虜になってしまう方も多いのではないでしょうか。

馨華は、「中国伝統十大名茶」を中心に中国茶を日本の皆様にご紹介して参ります。また、「安心」「伝統」「原味」にこだわり、全て名産地に足を運び、自分たちの目・舌・鼻で確かめ、また現地の人々と触れ合うことで名茶の中の極品を選別しています。
特に昨今中国でも注目されている「有機栽培」・「無農薬栽培」のお茶のみ取り扱っております。

皆様に「本物」を飲んで頂きたいから。そして、中国茶の魅力をほんのわずかでも、お届けしたいから。
馨華はこだわり続け、よりよいお茶をご提供できるよう、日々努めて参ります。是非、ご賞味頂ければ幸いです。

馨華と蘭花茶

「馨(xin)」とは、遥か遠くまで届くほどのかぐわしい香り。
「華(hua)」とは、華の高雅な姿と、恋する少女の美しい表情。
自然を尊重した本物の美味しさにこだわって、 中国文化である、素晴らしいお茶の世界を日本の皆様にお届けしたい。
そしてこの次世代に伝えるべき味覚と文化を守る私たち馨華の活動が地球規模で深刻化する環境問題に少しでも貢献できれば幸いです。

 このマークは、世界遺産の中にある馨華の自然農法茶園を示します。

一度姿を消した、幻の蘭花茶。

中国・名代に編纂された『本草綱目』によると、蘭花は上品な香りと共に薬用としての評価も高く、特に女性には美容の妙薬として愛用されていたそうです。
さらに文献をたどると、千二百年前の中国宮廷でも、蘭花で香りづけしたお茶が、皇帝や貴族に愛飲されていたという記録も残されています。
しかし、上等な蘭花茶は大変な手間がかかり、生産性が極めて低いなどの理由から、惜しくも千七五〇年頃を境に中国茶史から姿を消してしまいました。
「幻の蘭花茶を現代に蘇らせたい。」この強い思いから、馨華代表・茶文化研究家の秦国力の挑戦が始まりました。

馨華が目指したもの。美味しく、体に良い。そして美しい蘭花茶。

古典茶書や漢方薬の調合指図書を長年研究し、「中国国家級非物質文化遺産傅承人」(中国の人間国宝にあたる)の称号を持つ高級製茶技師にも協力を依頼。世界遺産・中国黄山の自社茶園で栽培したお茶と蘭花を丁寧に手摘みし、何度も再現を試みました。そして約3年間試作を繰り返し、ついに納得のいく蘭花茶を現代に甦らせる事に成功したのです。そのお茶のひとしずくは、まるで蘭の花からこぼれ落ちる甘美な雫、まさに馨華の目指した「美味しい」「体に良い」「美しい」蘭花茶でした。歴代皇帝、いにしえの貴人たちも愛した、香り高い極上の古典宮廷蘭花茶の世界を、どうぞお愉しみください。

献上古典蘭花茶

馨華謹製

優美で華やかな姿、馥郁たる香り。
皇帝の愛した幻の古典蘭花茶。

古典蘭花茶は、安微省黄山の無農薬茶園の茶葉と、同じ山に自生する蘭花のみを使い、千年の昔より技術を受け継ぐ、製茶技師の指導に基づいた伝統製法でつくられます。 使用するのは清明節(4月5日)前に手摘みした最高級茶芽。それに丁寧に摘み取った蘭の蕾を、お茶と同じ比率で良く混ぜ、寝かせて、蘭の香りを移します。 次の日、お茶の中に香りと陽気の全てを放ってしまった蘭花を取り出して再び新しい花を入れ替え、この工程を繰り返す事6回。7日間かけて香りを移し、最後に入れた蘭花を残して、天下無双、唯一無二の古典蘭花茶が完成します。

01.天下無双 Tenka musou

[種類]玉蘭花茶 [産地]安微省黄山

絢爛たる玉蘭の、堂々と華麗な芳香。下の上を水晶の転がる如く、透きとおった黄山毛峰の味わい。まさに比類なき至高の蘭花茶。清冽な茶湯からは圧倒的な華やぎが立ちのぼり、香りの雫が喉を潤せば、身体は透明な玉蘭となって咲き誇るかに覚えます。

02.唯一無二 Yuiitsu muni

[種類]真珠蘭花茶 [産地]安微省黄山

断崖に咲く、孤高の珠蘭。その清雅な香りを、一芯一葉の茶葉に閉じ込めました。翡翠の玉に磨かれたように清らかな黄山毛峰の風味。言葉も無く、可憐に優しく咲く花の、ただそこに在るだけですべて満たされる慶び。天井の、蜜の泉に遊ぶが如くです。

03.赤い糸 Akai ito

[種類]玉蘭花茶 [産地]安微省黄山

霊峰黄山の奥深くで育まれた無垢の黄山毛峰に、玉蘭の紅の香りをそっと閉じ込めました。清雅にして妖艶なその甘露の雫は、まさに至高の逸品。喉を潤せば、運命の赤い糸の導くままに、心は憂い無き桃源郷に誘われるかのようです。

04.真珠王妃 Shinju ouhi

[種類]真珠蘭花茶 [産地]安微省黄山

瞳を閉じてゆっくりと味わえば、天の河の星たちの煌めきのごとく優しく温かい光が心を照らします。黄山毛峰の無垢の温かみと、真珠蘭の清楚で華やいだ香気。きらきらと輝く香に導かれるままに、いつしか身も心も清められます。

05.初恋之香 Hatsukoi no kaori

[種類]玉蘭花茶 [産地]安微省黄山

黄山毛峰の乙女の如き清純な息吹と、紅の玉蘭の艶麗な風情が織りあわされ、美しい天上の和音を奏でます。どこまでも清く、どこまでも情熱的なその甘露の雫は、甘く胸を締め付ける初恋の追憶のように去りがたく、胸に留まります。

06.虞美人 Gubijin

[種類]玉蘭花烏龍茶 [産地]安微省黄山

極上の烏龍茶を、紅い玉蘭の花びらで溢れんばかりに飾りました。ガラスのポットでいれると一層華やかさが際立ちます。玉蘭の高貴で艶やかな香りが、蜜色の烏龍茶とまろやかに溶け合い、美人の肌を思わせる、滑らかな風味に仕上がっています。

07.愛語之香 Aigo no kaori

[種類]真珠蘭烏龍茶 [産地]安微省黄山

柔らかに撚られた烏龍茶に、真珠蘭の淑やかな香りを綾と織り込みました。立ち上る湯気と舌の上のひと雫で、たゆたうような優しさに包まれます。なよやかな後ろ姿をみるに似て、杯の上にいつまでも揺らめきの余韻が残る珠玉の烏龍茶です。

08.七色彩虹 Nanairo saikou

[種類]真珠蘭花茶 [産地]安微省黄山

黄山で手摘みした紅茶を、香り高い真珠蘭花で香りづけ。茶湯は琥珀を溶かしたようなまばゆい橙。苦み・渋みの棘は無く、爽やかに甘い、果物のような風味が魅力です。凛とした中にも華やぎのある、貴婦人の姿を思わせます。

09.魅惑之香 Miwaku no kaori

[種類]玉蘭花茶 [産地]安微省黄山

夕日を映したような黄山紅茶に、ふくよかな紅の玉蘭で幾度も香りをつけました。揺らめくほどに絢爛豪華となり、熟れた柑橘を思わせる紅茶の風味が絶妙に溶け合います。芳醇でいて澄みきった味わいは、ひと雫ひと雫に玉蘭の夢を閉じ込めたよう。

【花の蕾を使う理由】
馨華の玉蘭花茶、真珠蘭花茶に使用するのは、咲く寸前の花の蕾だけです。 咲いてしまった花は、香りとエネルギーが逃げてしまっているため使いません。 晴れた日の朝3時と5時、蘭の花が大地のエネルギーと陽気を吸い込んで咲こうとする寸前に、丁寧に摘み取った蕾だけを使用しています。

献上古典花茶

馨華謹製

梅、桂花、茉莉花…自然の花を贅沢に使用。
時間をかけて丁寧に仕上げた古典花茶。

霧立ちのぼる天下の名勝・黄山で手摘みした極上の茶葉。 それを飾るのは、色とりどりの優しい花々。 馨華特製・古典製法の華麗なる花茶の数々をご紹介します。 梅、桂花、茉莉花…、自然の花を贅沢に使い、時間をかけて丁寧に仕上げました。 従来の花茶のイメージを覆す清らかな甘露が、あなたを花々の夢の世界へと誘います。

10.百花之魁 Hyakka no sakigake

[種類]白梅花茶 [産地]安微省黄山

細く伸びた黄山毛峰の新芽を小枝に見立て、清楚な白梅を咲かせました。澄み切った中にも仄かな酸味を含んだ甘い香りは、春の訪れを予感させるよう。淡く可憐ながら芯の強さを持った味わいが、寒さの中に咲く白梅の、凛とした佇まいを想起させます。

11.雪月花 Setsugekka

[種類]白梅紅茶 [産地]安微省黄山

深閑とした寒さの中に凛と咲く可憐な白梅を、温かな黄山紅茶の雫にそっと閉じ込めました。林檎の蜜にも似た、落ち着いた温かみを感じさせる甘露な味わい。仄かな渋みが、ふっと梅の若々しい息吹へと変化します。真白き冬に磨かれた、清くも逞しい香気です。

12.王者之香 Ouja no kaori

[種類]茉莉花茶 [産地]安微省黄山

美しく整った黄山毛峰を、溢れるほどのジャスミンで香りづけしました。ほっくりと栗に似た甘み、それを包む花の香は、飛天の羽衣のように柔らかです。爽やかな中にも、無垢の甘さを含んだ魅惑の一服。宮廷の奥深く秘められた、茉莉花の庭に誘われます。

13.花妖精 Hana yousei

[種類]茉莉花茶 [産地]安微省黄山

陽だまりのように暖かい黄山の紅茶に、純白の茉莉花のたおやかな香をそっと移しました。 橙色の茶湯からとろけるように溢れる香は、すべてが満たされた幼い日の恋の追憶のように甘く、いつまでも胸を優しく締め付けます。

14.月夜見 Tsukiyomi

[種類]桂花緑茶 [産地]安微省黄山

最高級の黄山毛峰を、満開の金木犀で華麗に飾りました。満月の光の下、黄金色に輝く金木犀が夏の夜を甘く満たすように、ひとくち飲めば身体の奥から香るほど。練り絹の如くなめらかな飲み口、優しく清らかな風味に心もときほぐれます。

15.会心之笑 Kaishin no emi

[種類]桂花烏龍茶 [産地]安微省黄山

月宮の嫦娥伝説にも残る黄山の金木犀を、贅沢に織りまぜた烏龍茶。茶湯は桂花に染まった泉のような清らかな黄金色。ほのかにライチに似た茶葉の風味に、金木犀の香りが品良く溶けて喉を潤します。身体の隅々まで甘く浸される、甘露の逸品。

16.黄金之夢 Ougon no yume

[種類]桂花紅茶 [産地]安微省黄山

清らかな自然の中、力強く育った黄山紅茶に、星の如く散りばめた金木犀。黄金紅茶の、どこか柑橘にも似た味わいと、黄昏の風に含まれたように柔らかな金木犀の香りが上品に調和しています。懐かしい記憶をくすぐるほどに、甘く心を潤すお茶。

【お茶の栄養成分】

甘み成分テアニン
テアニンはアミノ酸の一種で、お茶の甘みとなる重要な成分です。テアニンはお湯に溶けて身体に九州されます。ストレス解消、リラックス効果が高く、睡眠の質を改善し、自律神経の緊張を和らげ、疲労回復効果も期待されます。特に月経時のイライラ、憂鬱、集中力の低下などの精神的症状の改善に効果的。撮り過ぎによる副作用もありません。日本の高級な玉露、煎茶に感じられる甘みはこのテアニンによるもの。上質のお茶は、百度のお湯で淹れても驚くほどに甘みが感じられます。

渋み成分カテキン
お茶に特有の成分として特に注目されているのが、お茶の渋み成分であるカテキンです。カテキンは抗酸化作用がビタミンCやEの数倍から数十倍強いといわれています。また解毒、殺菌、消毒など様々な効果があります。

苦味成分カフェイン
カフェインはお茶の苦味成分で、覚醒作用、脳細動脈収縮作用、利尿作用があります。薬にも使われ、眠気、倦怠感、頭痛等に効果がありますが、その副作用に不眠、めまいなどが私的されています。 量が多すぎなければ良いのですが、カフェインを取りすぎると依存症になり、身体によくありません。習慣的に頂くものですから、お茶は苦みの強いものより甘みのつよいお茶を選ぶのがよいでしょう。

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